事例の詳細

事例2 人的リソース最適アサインの仕組み構築

お客様の抱える問題点

機器販売事業を営むお客様において、販売した機器の設置技術者(システムエンジニア)のアサインが属人的であり、かつチームリーダの独善(部下の囲い込み)が先行し、結果として社内技術者の稼働率低下、外注コストの増大が発生していました。

人的リソースアサインと設置プロジェクトを一元的に管理し、最適なリソースマネジメントを実現する管理システムの構築とマネジメントプロセスを見直し部門横断的なリソースアサインを実現したい。

支援のプロセス

技術部門を中心とする人的リソースアサイン最適化改善プロジェクトを立ち上げ、リソースのスキルマップの整備、盛業の受注計画情報の正確性担保、リソース管理&稼働状況管理システムを開発する。

これにより、最適な人材リソースを最適な案件にアサインし稼働率の向上と作業品質の向上を実現する。

Step1

人材管理台帳作成フェーズ

①要員のスキルマップ整備(棚卸)

個人面談/育成方向可視化

③人材管理台帳の作成

④台帳のメンテナンスルールの策定

Step2

環境整備のフェーズ

①受注案件情報の整備方式(営業連携)

②人的リソースの稼働予定の確度向上

Step3

システム開発フェーズ

①稼働状況管理システムの仕様検討

②設計、構築(外部:発注検討)

Step4

運用方式検討フェーズ

①リソースアサイン会議の進め方検討

 ・デスパッチ基準の策定

 ・対象リソースの検討

②効果測定方式の検討

 ・KPIや実績の収集

具体的な解決策の例

リソース稼働管理システムを構築導入し、人的リソースの稼働状況・稼働予定情報をデータベース管理する。
システムのインプット情報に営業の受注見込み状況(案件発生予測)とリソースのスキル台帳とし、難易度などが異なる案件に最適なリソースをアサインできる。

リソースアサインは各部門長、営業マネージャが参加するリソースアサイン会議にて調整し決定する。

リソースアサイン最適化の全体概要図

リソースアサイン最適化の全体概要図

成果


(定量的成果)

従来、技術職の稼働率が60%程度であり、かなり余裕(無駄)が生じていた。
リソースアサインの最適化により、稼働率80%まで向上した。

50名の技術職 80万円/月・人の費用(給与ではなく見積単価ベース)
 稼働率20%向上 = 16万円/月・人 × 50人 =800万円/月・人
 すなわち月800万円分の外注費を削減を実現年間9,600万円の削減効果)

稼働後1年後の実績であり、稼働率90%程度まで上げることが可能だと思われる(お客様談)
 

(定性的成果)

同時に営業のSFA活用の精度向上が実現できたため、予算管理(進捗管理、見込み管理)の精度が上がった。予算達成に向けて素早い判断が可能になった。

各チームリーダも囲い込みの弊害が理解でき、同時に他チームのリソースを活用できるため品質の高いデリバリが可能になった。(お客様談)

お客様からの一言

案件に誰をアサインしてもらえるか営業と技術部門がギスギスしていたのも解消された。
今まで遊んでいるように見えた技術者たちが、自らの目標をもって行動できるようになったと感じる。
我々の業界は「人」が最も重要な経営リソースだからね。

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